• HOME
  • メディアニュース
  • FIFA、ロシアの参加を停止、柔道はプーチン大統領の名誉会長職停止など、スポーツ界が続々ロシアに制裁措置へ

FIFA、ロシアの参加を停止、柔道はプーチン大統領の名誉会長職停止など、スポーツ界が続々ロシアに制裁措置へ




ウクライナへの侵略をめぐり、国際サッカー連盟(FIFA)は当初はロシアに対し、国内での国際試合の開催を禁止すると発表した。しかし、この措置に欧州各国が甘すぎると激しく反発。ポーランド、スウェーデン、チェコなどはW杯予選からの除外を求めた。

そこで国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)はロシア代表とクラブチームを国際舞台から締め出しす措置を共同声明で発表した。

 国際サッカー連盟(FIFA)と欧州サッカー連盟(UEFA)は2月28日、ウクライナに軍事侵攻したロシアに対し、クラブと代表チームの全大会への出場を一時的に停止する措置を取ると発表した。

FIFAとUEFAはいずれも公式サイト上で「本日、代表チーム、クラブチームを問わず、全てのロシアチームを追って通知があるまでFIFAおよびUEFA主催大会への参加を停止することを共に決定した」と報告している。

https://news.yahoo.co.jp/articles/26b3854f1f73c0181b523b63a2365d810b198d38

これに対して、 ロシアサッカー連合(RFS)は「明らかに差別」「断固として反対する」と反発。

RFSは声明で「この決定は、国際大会の規範や原則、スポーツの精神に反すると私たちは考える。明らかに差別的であり、膨大な数のアスリート、コーチ、クラブや代表チームのスタッフ、そして最も重要な、国際スポーツ組織が最初に守るべき何百万人ものロシアや海外のサポーターにとって有害なものである」と非難している。

さらに「このような行動は、平等、相互尊重、政治からの独立という原則を守ってきた世界のスポーツ界に亀裂を生じさせている」と指摘し、「国際スポーツ法の規範に基づき、FIFAおよびUEFAの決定に対して異議を申し立てる権利を留保している」とした。

https://news.yahoo.co.jp/articles/35822792b5ef8a8da39377cf3b4f6fdd83f373e7

しかし、スポーツ界のロシア締め出しの動きはサッカーだけではない。

国際柔道連盟(IJF)はロシアで5月開幕の柔道グランドスラムを中止すると発表。また、IJFはプーチン大統領について、IJF名誉会長とアンバサダー(親善大使)の地位を停止すると発表した。

国際オリンピック委員会(IOC)もロシアとベラルーシで予定されている大会を中止するか開催地の変更を求めるとともに、すべて競技の国際大会において、ロシア、ベラルーシの選手、関係者の除外を求めることを発表した。また、プーチン大統領らロシア関係者が受賞していたオリンピック功労賞をすべて撤回した。

参考
柔道グランドスラム、5月開幕のロシアでの大会中止
国際柔道連盟、プーチン氏の名誉会長職停止 来日時は講道館も訪問
IOCがロシア、ベラルーシの国際大会除外を勧告 プーチン氏らの五輪功労賞撤回

ボクシング、テニスも。

 ≪WBO会長検討 ロシア人選手のランキング除外≫プロボクシングの統括団体WBO(世界ボクシング機構)のバルカルセル会長は25日、ロシア国内での試合を承認せず、同国選手のランキングからの除外を検討しているとツイッターで明かした。WBC(世界ボクシング評議会)もウクライナへの侵攻を非難し「紛争が合意に基づく方法で解決されるまで」はロシアでの試合を認めないとの声明を発表。WBA(世界ボクシング協会)は28日の理事会で同国での試合停止に関する投票を行うとし、ともに元世界ヘビー級王者でキエフ市長の兄ビタリ氏、弟のウラジーミル氏のクリチコ兄弟への連帯も表明した。

≪国際テニス連盟 ロシアの全大会無期限延期発表≫国際テニス連盟(ITF)は25日、ロシアで予定されている全ての主催大会の無期限延期を発表した。ロシアのウクライナ侵攻を受けて「最優先事項は全選手と関係者の安全」とする声明を発表。4月にウクライナで予定されていた男子ワールドツアーの延期も発表した。今後の方針については「徹底的なリスク評価と保安専門家および当局からのアドバイス」を基に決めるとした。

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/02/27/kiji/20220226s00042000614000c.html

「協議する選手やそれを応援するファンには関係ないのでは」という意見もあるだろうが、それほど侵略は罪深いということだ。むしろ、スポーツ界のこういった制裁措置の不満をロシア政府に向け、反戦の機運が特にロシア国内で高まってくれることを願う。







この記事が気に入ったら
いいね ! をお願いします!